病態による違い

肺がんは男性の死亡原因の上位を占めており、命を落とす可能性のある病気です。女性でも発症する人はいますが、男性の方が3から4倍発症率が高いと言われています。 肺がんの原因には、喫煙や空気汚染などによるものなどがあります。このような肺がんの治療は、呼吸器科の医師が担当することが多いですが、病態によって治療法は変わってきます。 例えば、肺がんの中でも小細胞がんという分類のがんに対しては、化学療法が行われますが、非小細胞がんという分類のがんでは、早期に発見された場合には手術が適応となり、そうでない場合には化学療法が行われます。 また、転移しているかどうかによっても治療法は変わってくるため、その人の病態にあった治療法が選択されていきます。

このように病態によって変わってくる肺がんの治療法ですが、多くの場合行われる化学療法では、白金製剤とよばれる抗がん剤を使用することが多いです。 白金製剤には、シスプラチンとよばれる抗がん剤が有名ですが、その中にもブリプラチンやランダ、アイエーコールなどの種類があります。これらの白金製剤を使用することによって、非常に転移しやすい小細胞がんの場合、全身に効果があるので、広く使用されています。しかし、腎障害などの副作用や嘔気なども出現しやすいため、注意が必要です。 一方、手術療法ではがんが早期で、腫瘍が小さい場合、内視鏡的手術が行われますが、大きな腫瘍の場合には胸腔鏡下手術といって、体に小さな穴をあけて行う手術が多いです。