発生するメカニズム

腰部脊柱管狭窄症は腰痛とそれに付随する神経症状を特徴とします。 人間の背骨は椎骨と呼ばれる楕円形の骨が連なって構成されています。この椎骨には中心部に空洞があり、椎骨が連なるとこの空洞も連なり脊柱管を構成します。この脊柱管は脳から両手、両足をつなげる脊髄神経が通っています。脊髄神経は連なっている椎骨の隙間から両手両足へと神経を伝達しています。腰部脊柱管狭窄症とは、この脊柱管の腰の部分が変性、圧迫等の原因により狭窄する病気です。狭窄に伴い、脊柱管の中を通る脊髄神経も圧迫され、疼痛などの他に運動麻痺や異常知覚などの神経症状が出現するようになります。この症状の治療のためには脊柱管の構造的な問題解決が必要となります。

腰部脊柱管狭窄症の治療方法の一つに運動療法があります。これは、整形外科を受診した際に処方されるリハビリテーション療法でもあります。その内容は運動により、椎骨や骨盤の可動性を拡大し、脊柱管そのものを拡大させていくことを目的としたものです。 具体的な運動療法の内容としてはWilliams(ウィリアムズ)体操が有名です。仰向けに寝た状態で膝を立て、上体を起こしたり、両足で踏ん張って腰を浮かしたりします。また、膝を曲げお腹の上で抱え込んだり、膝を伸ばした状態で足をお腹付近まで曲げるなどの運動を行います。 これらの運動は腰部脊柱管狭窄症の治療には有効ですが炎症が強い時期には悪化させるリスクもあるので段階的な負荷が必要です。効果的に治療を行うためには早期に受診し、専門家のアドバイスの元で行う事が必要です。